HIDバルブ交換!車検に通るHIDバルブとは?
こんにちは。
今回は自分の車のHIDバルブを交換したのでHIDのバルブ交換についての紹介をしていきます。
HIDとは?
1990年代から装備されるようになったヘッドライトの種類の一つです。
他にもディスチャージヘッドライト、キセノンヘッドライトなどの呼び方があります。
通常のハロゲンヘッドライトに比べ、明るい・長寿命・低消費電力が特徴となっていますが近年ではさらに明るいLEDヘッドライトが登場してきたことでメーカーの標準装備からは消えつつあります。
今回交換したもの
今回交換したバルブはこちら。
Amazon限定のPIAAのHIDバルブ。
5000円ちょっとと格安ですがそこそこ明るく、カットラインもしっかりでるのなかなか満足です。
単純に明るさを求めるのであればカーメイトのデュアルクスがオススメです。
前回これでしたが明るさは他のより抜けています。
ただし値段は高めですが・・・
HIDバルブの種類
HIDバルブには国産車の場合、4種類があります。
D2R・D2S・D4R・D4Sになっています。(一部の国産車や外車はこれに当てはまらない)
それぞれ互換性はありませんので注意が必要です。
このRはマルチリフレクターヘッドライト用、Sはプロジェクターヘッドライト用。
2は水銀入りバルブ、4は水銀フリーバルブになっています。
なお社外品のバルブではRとSで互換性を持たせたD2U、D4Uというのも販売されています。
ケルビン数について
光の白さを示すものにケルビン(K、色温度)があります。
このケルビン数は高くなるほど青く、低くなるほど黄色(赤)に近づいていきます。
通常純正HIDバルブのケルビン数は4000~4500ケルビンに設定されています。
これは視認性がもっとも高い色温度ということだそうです。
ただ社外品で売られているバルブはファッション性を高める目的で白くされることが多く6000前後のものが多いです。
何ケルビンまで車検に通る?
ここでよく問題になるのが「何ケルビンまで車検に通るか 」ということ。
車検のヘッドライト(正確にはすれ違い用前照灯、ロービーム)には白色であることという基準があるため白でなければいけません。
ただしこのケルビン数を測るテスターが車検の検査器具にないため実際に車検の検査員の目視での判断になります。
一般的に6000ケルビンまでと言われますが明確な基準はないので注意が必要です。
あくまで車検が通るかどうかの判断は検査員が行うため6000ケルビンでも青いと判断されればNGです。
私自身、自動車検査員の資格を持っていて検査もしますが青と白の境目は難しく、なかなか難しいものがあります。
車の車種によって同じケルビン数でも見え方が異なってくるというのもあります。
ただやはり6000ケルビン程度は白と判断でき、場合によっては6700ケルビンぐらいまでは白く見える場合もあります。
ただディーラーや工場によっては純正から変えただけでアウトになる場合もあります。
あとあまりいませんが純正よりもケルビン数を下げる(黄色く)する際も注意。
平成17年12月31年以前に生産された車は淡黄色(黄色)が認められていましたが、平成18年1月1日以降生産の車は白のみになってます。
これ以降の車は黄色の時点でNGです。
後付けの社外HIDキット、LEDキットはどうなの?
最近はHID・LEDが標準になってきたので少なくなりましたが、ハロゲンヘッドライトの車に後付けする社外品のHID(LED)キットが販売されています。
ただこのHIDキットも問題があります。
それは明るさが足りず車検に通らないのがあること。
明るくするHID・LEDキットでなんで明るさが足りないんだ?と思う方もいると思います。
もともとハロゲンヘッドライトの場合ハロゲンバルブに合わせた発光に内部の反射を合わせているため、HIDやLEDの発光と合わずテスターでの光量が落ちる場合があります。
特にLEDは発光の方式自体が根本的に異なるため顕著に現れます。(見た目でも明るくない場合もあり)
まとめ
HIDバルブについての記事でした。
ここで述べたことは個人的な意見ですので実際交換する際は自己責任でなおかつ、保安基準に適合するような形でお願いいたします。