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愛車、DC5 インテグラ TYPE Rのレビュー!購入時の注意点など

こんにちは。

今回は(今更ながら)、愛車であるホンダ・インテグラ タイプRのレビューをしていきます。

 

 

DC5 インテグラタイプRの概要

DC5型インテグラは2001年7月にモデルチェンジしたインテグラの4代目モデルです。

この代から3ドアクーペのみのボディとなりました。

当初のグレードは実質ノーマルモデルのiSとハイパフォーマンスのタイプRが設定され、どちらも2リッターエンジンを搭載しています。

2004年にはマイナーチェンジが行われ、主に外装の変更・タイプSの追加が行われました。

しかしスポーツカー不人気の煽りを受け、2006年には販売中止となりインテグラの歴史に幕を閉じました。

 

自分のDC5について

自分の車は2005年式の後期型タイプRになります。

2012年に7万kmで購入しました。

現在まで乗り続け走行距離は21万kmオーバーに・・・

主な変更点は

・ホイール(レイズCE28)

・サスペンション(レーシングギアHSダンパー)

・ハイキャスターロアアーム

・エアクリーナーボックス(無限)

・マフラー(無限)

・前後タワーバー(J‘Sレーシング)

・エンジンマウント(無限)

・オイルパン(戸田レーシング)

・クラッチ(EXEDY ウルトラファイバークラッチ)

・フロントブレーキキャリパー(無限ワンメイク用)

・ブレーキローター(ディクセル スリットローター)

・シート(運転席レカロ TS-G、助手席SR-6)

・追加メーター(Defi)

・ステアリングホイール(MOMO TUNER)

などなど・・・

変わってる部分に関しては参考までに読んでいただければと思います。 

 

外観・内装

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外観。

外観に関しては車高が落ちているのとホイールが変わっている以外はフルノーマルです。

前後ランプは前期が通称涙目と呼ばれるライト下に丸く切り欠きがあるのに対し、後期は一直線に伸びるライトになっています。

タイプRの特徴である大きいリアウイングですが後期はローウィングも選択可能になっています。(ただしタマ数は非常に少ない)

ちなみにボディサイズは4385mm×1725mm×1385mm

登場当初はデカいといわれましたが今となっては十分コンパクトな車体です。

 

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エンジンルーム。

タイプRの象徴でもある赤いヘッドカバーが特徴です。

 

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フロントブレーキ。

DC5のトピックとしてブレンボキャリパーが装着されました。

ただサーキット走行を繰り返すとキャリパーが開くというトラブルも・・・

自分のDC5はそれが対策された無限のワンメイクレース用キャリパーです。

色も本来の色より暗いレッドになってます。

 

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リアブレーキ。

リアはブレンボではなく通常の片押しキャリパーです。

ブレンボでない理由はブレンボだとサイド用のドラムブレーキを追加しないといけないため重量増を嫌ってとのこと。

レッド塗装がされています。

 

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インパネ。

ステアリング、3連メーターは社外品です。

スポーツカーらしくシンプルなインパネ。

質感でいうと豪華とは程遠いですがメーターフードなんかはソフトパッドになっています。

元々電子制御が少ない車なのでスイッチ類もあまりありません。

 

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メーター。

前期後期でメーターのデザインが違います

前期はメーターの文字盤がシルバー。

後期はホワイトです。

どちらも夜間はレッド照明です。

VTEC切り替わりになる6000回転がタコメーター真上に来るので視認しやすくなっています。

 

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エアコンスイッチ。

液晶などはなくダイヤルを回した位置がそのまま設定温度になるタイプです。

吹き出し口は特殊な形状でカップホルダーなど付ける際は物を選びます。

 

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右側スイッチ類。

赤いボタンは純正オプションのエンジンスタートスイッチです。

ただこのスイッチがなくてもエンジンは掛けられるので雰囲気重視のものですw

下はドアミラースイッチ。

タイプRはドアミラーの電動格納はオプションになっていますので購入される際は注意。(CパッケージとしてRワイパーとセット)

自分は電動格納なしです。

 

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ドア内側。

大小のポケットが付いています。

大はお財布、小はスマホを入れるのにちょうどいいサイズ。

センターの赤部分は内装によって異なります。

 

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汚くてごめんなさい。

ペダルまわりです。

タイプRは純正でアルミ製ペダルになっています。

また軽量化のため遮音材がないので奥の鉄板が丸見えになっています。


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センターコンソール。

タイプR純正ではなくiS(タイプS)純正になっています。

タイプRはカップホルダーが二つのみのシンプルなものです。

 

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iS純正コンソールはカップホルダーに小物入れ付のフタが付いています。

スライドし目的に応じて使い分ける仕組み。

 

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シート。

前述のようにシートは変更していますが、タイプRは純正でもレカロ社製のセミバケットシートになっています。

ホールド性・疲れにくさとも十分のシートです。

難点は後席への乗り降りがしにくいこと。

通常の2ドア車はシートを倒すと連動しスライドしますが、スライドは連動しないためシート位置によっては2アクション必要になります。

 

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リアシート。

室内高が割と広く取られているのもあり160cmくらいの人であれば以外と乗れるリアシート。

サイドにカップホルダーもあります。

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ラゲッジルーム。

高さはないものの比較的広いスペースです。

この状態でもそれなりのスーツケース2個は余裕。

 

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リアシートは2分割で倒すことが可能。

この状態でタイヤ4本は余裕。

それどころか8本積んだことあります。

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テールゲートには目隠し用のシェルフが付きます。

ただタイプRは軽量化のためオプション。

新品では入手不可なのでついていればラッキーと思いましょう。

 

DC5のいい所

エンジン

現行タイプRのような絶対的なパワーはないものの、高回転NAの真骨頂ともいえるレスポンスの良さが醍醐味です。

とにかく回すのが楽しいエンジン。

初期のVTECと比べると切り替わりの盛り上がりは若干薄いですがそれでも中毒性は高し。

ただ回せるのが高速の合流やサーキットとかでしかないんですがね・・・

 

ハンドリング

出た当初は重い重い言われましたが今では1200kgを切るボディは貴重。

サーキットなんかでは振り回せる楽しさがあります。

FFなのに弱オーバーステアな感じも楽しい要因。

 

燃費

この手の車としては良好な燃費。

街乗りでどんなに悪くてもリッター9km。

平均は10kmちょっと。

高速だと12~13kmぐらいです。

高速はクロスレシオのギア比のせいであまり伸びませんが・・・

 

意外と広い室内

特にリアシート、トランクルーム。

シート倒せばタイヤも載る、スノボも載るとクーペながら積載力がいいのはホント便利。

 

DC5のダメな所

パーツが少ない

以外と社外パーツがないです。

特に車高調は特殊な構造ゆえに物を選びます。

 

なくなりつつある純正部品

パーツの生産が終わり在庫限りになりつつあります。

先日ステリングギアボックスの交換をしましたがギアボックスも残り10個ほど。

乗り続けていく上での障害です。

 

DC5のトラブル

今までの自分の車に起きたトラブルも含め有名どころを。

 

2速に入りづらい

前期型でのトラブル。

ミッション内部の問題なので修理にはそれなりの金額が。

後期は対策済みとなっています。

 

クラッチペダルを踏むと異音

クラッチマスターシリンダーのコネクターのグリス切れで起こるもの。

ペダルを踏むたびにキコキコと。

これも対策品が出ています。


エンジンチェックランプ(LAFセンサ故障)

インテグラというよりK20Aエンジンの持病的なもの。

センサー交換で2万5000円ほど。

 

雨漏り(テールランプ)

テールランプのガスケットの劣化でそこから水が浸入します。

まずはテールランプに水が溜まり、ひどいとスペアタイヤ部に水が・・・

ガスケット交換で10000円前後。

 

雨漏り(ルーフ溶接部)

自分のDC5はルーフ溶接部にクラックが入り、そこからフロントピラー内部に雨漏れ。

ルーフモールを外しクラック部をシール剤でふさぎました。

 

コンプレッサー焼き付き

高回転エンジンゆえにエアコンコンプレッサーの負担は大きいかと。

自分のもかなり気を使っていたつもりでしたが20万kmぐらいで焼き付きました。

軽度の焼き付きだったのでコンプレッサーのみ交換しましたが、重症の場合はエアコン総とっかえで30万近くに・・・

 

ステリングギアボックス破損

自分のは走行距離もかさみ、サーキット走行も重ねていたのでラックにガタが出て交換しました。

ただでさえDC5のステリングギアボックスは弱いので走行距離が多い場合は交換もしくはオーバーホールが必要です。

 

購入時の注意点

DC5はそのキャラクターからサーキット走行をしている個体も多いです。

サーキット走行をしていたかどうか見分ける有名なポイントの一つがブレンボキャリパーの焼け。

ブレンボロゴが焼けている個体はサーキット走行を多くしているといわれています。

再塗装されている場合は別ですが逆にそのような車両はメンテナンスがきちんとされているとも言えます。

あとはフルノーマルかどうか。

ただしフルノーマルの個体はかなり少なくなっているのも事実。

フルノーマル=丁寧に扱われていたというわけではありませんが。

 

まとめ

DC5 インテグラタイプRの紹介でした。

サーキットも走れて実用性もあるスポーツカーです。

程度のいい個体も少なくなってきていますので気になる方は今のうちに是非。