キヤノン、シグマそれぞれの100-400mmを比較する!
こんにちは。
今回は私が使用している(していた)キヤノン EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM Ⅱとシグマ 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMの比較になります。(以下キヤノン100-400、シグマ100-400)
はじめに
それぞれのレンズの詳細はこちらから。
シグマ100-400は2019年7月に購入しちょうど1年使用。
キヤノン100-400はシグマ100-400と入れ替わりで購入しました。
自分の撮影ジャンルはほぼ動体撮影(レーシングカー、飛行機、鉄道)なので、それを踏まえて比較します。
ただ最初に言わせていただくと、この2つのレンズ比較するものじゃありません。
じゃあなんで比較するんだって思うでしょうが(笑)、その理由も述べていきますので。
サイズ
キヤノン100-400のサイズはφ94mm×193mm。
シグマ100-400はφ86.4mm×182.3mm。
シグマの方が1回りほど小さいです。
重量もキヤノン100-400の1570gに対してシグマ100-400は1160gと400g以上軽量。
この差は結構大きく、手持ち撮影では疲労度がだいぶ違います。
フィルター径もキヤノン100-400は77mm、シグマ100-400は67mm。
10mm違うとフィルターの金額もだいぶ違いますからね・・・
サイズ面ではシグマ100-400有利です。
画質
画質が語れるほど腕はないへっぽこカメラマンですが、キヤノン100-400は「すごい画質!」って思わせる写真が結構あります。
シグマ100-400だとよく撮れてるなぐらいにしか思わないんですが・・・
特にお気に入りはこれ。
小さい写真で申し訳ないですがフロント周りがホントくっきりなんですよ。
シグマ100-400も画質になんら不満はなかったですが、キヤノン100-400はそれ以上に感じます。
AF性能
これもキヤノン100-400が優勢。
ピントの合う速さ、精度ともにキヤノン100-400が上回ります。
シグマ100-400も通常の動きもの(運動会なんか)は不満は全くないと思います。
ただレーシングカーなどのかなりシビアなものに対してはキヤノン100-400優勢です。
手振れ補正
キヤノン100-400は手振れ補正4段分、シグマ100-40は非公表ですがキヤノン100-400より手振れ補正は劣るように感じられます。
ただ手振れ補正に関しては自分のシグマ100-400の手振れ補正が購入時より故障していた疑惑もあるので参考までに・・・
値段
ある意味この二つのレンズの最大の違いかもしれません。
定価でキヤノン100-400が30万円、シグマ100-400が10万円と3倍の値段差。
実売価格でも同様の差があります。
最初に述べた比較するべきではないというのはここの部分でのこと。
3倍の値段差があるものを比較っていうのはフェアじゃないなって。
ただ3倍の値段差があるのに比較対象に出来るシグマ100-400は凄いです。
その他の仕様
キヤノン100-400は三脚座が付いていますが、シグマ100-400はありません 。(純正オプションもなし)
サードパーティーではありますがちょっと不安も。
このことからもシグマ100-400は手持ちに特化してると言えます。
またシグマ100-400にはオプションでUSBドックでの調節が可能。AFの特性を変更可能です。
まとめ
キヤノン100-400とシグマ100-400の比較でした。
先述のように直接比較するには金額差が多い2つのレンズですが、結論から言うとキヤノン100-400はLレンズならではの高画質・高速AF、シグマ100-400は価格を1/3に抑えながらもキヤノン100-400に若干劣る程度の性能って感じでしょうか。
シグマ100-400はこの価格で超望遠・十分な性能なので、望遠が欲しいけど予算が・・・って方はオススメです。
また予算があっても金額差で他のレンズが買えますので、超望遠の出番がそこまで多くない方なんかはそっちのがいいかも。
キヤノン100-400は画質面・AFでシグマ100-400を上回ってるので、超望遠を多用して予算があればこっちを買うべきかと。
あとは性能もそうですが所有の満足感が高いですw
同じ100-400ですが(主に金額が)はっきり分かれているので目的に応じて選んでください。