レース撮影初心者向け!富士スピードウェイ撮影・観戦スポット紹介!
こんにちは。
スーパーGTやスーパーフォーミュラのスケジュールが決まり、いよいよモータースポーツシーズンが開幕を迎えます。
今回はビックレースが多い富士スピードウェイをレース撮影・観戦初心者向けに撮影や観戦スポットの紹介をしていきます。
※以前あった記事を加筆修正しています。
富士スピードウェイの全体図
引用・・・ガイド| 富士スピードウェイ公式サイト
富士スピードウェイはサーキットの規模の割には比較的各コーナーの移動がしやすいかと思います。
グランドスタンド⇔アドバンコーナーに地下通路があるのと(マップ中央あたり)、各部に地下通路や歩道橋があるので大きく迂回することが少ないので。
同じ関東にあるツインリンクもてぎと比べると移動のしやすさは段違いです。
(もてぎはグランドスタンドから遠い130Rやヘアピンはめちゃくちゃ歩く)
混雑度合い
基本的にレースごとに変わります。
観客の多さは富士スピードウェイで開催されるレースで言えば、
スーパーGT >スーパーフォーミュラ >スーパー耐久の順です。(WECはいったことがないのでわかりません・・・)
観戦・撮影スポット紹介
ここでは観戦、撮影できる場所を順に紹介していきます。
個人的な独断と偏見で5段階で評価します(笑)
あとは撮影の際に必要なレンズの焦点距離をフルサイズ換算で載せますので参考にどうぞ。
一応その場所で撮れる写真も載せています。
グランドスタンド
- 観戦のしやすさ・・・☆☆☆☆☆
- 撮影のしやすさ・・・☆☆
- 必要なレンズ・・・200mm~
まず最初にグランドスタンド(メインスタンドとも)。
レースにより異なりますがSUPERGTでは最終コーナー寄りは自由席、1コーナー寄りは指定席になってます。
グランドスタンド裏のイベント広場はすぐなので食べながらの観戦やイベントを楽しみながらの観戦には一番いいポイント。
自由席は比較的下まで行けるので全開で駆け抜けるマシンを身近で見れます。
またピットの目の前でもあるのでピット作業も見ることが可能。
反面、撮影は観戦目的の人が多くしにくいのと、下に行くほどフェンスが邪魔なのであまり向いてません。
撮影よりも雰囲気を楽しみたい方向け。
1コーナーグランドスタンド
- 観戦のしやすさ・・・☆☆☆☆
- 撮影のしやすさ・・・☆
- 必要なレンズ・・・200mm~
1コーナーにあるグランドスタンド。
イベント広場から若干距離はありますが何といっても見どころは1コーナー(TGRコーナー)への飛び込みが見れること。
富士スピードウェイ最大のオーバーテイクポイントなため迫力は抜群です。
ただほとんどのカテゴリーで指定席なのと、人気が非常に高いため争奪戦は必須。
撮影はグランドスタンドと同じく観戦の人が多いのとフェンスがさらに邪魔。
正直撮影は向きません・・・
TGRコーナーイン側
- 観戦のしやすさ・・・☆☆
- 撮影のしやすさ・・・☆☆☆
- 必要なレンズ・・・200mm~
先ほどの1コーナーのイン側。
座席はなく芝生になってます(ここから先はすべて芝生)
富士スピードウェイの中でもイベント広場から一番遠い場所になるので観戦にはちょっと勇気がいるかも。
撮影にはフェンス越しで1~2コーナーを抜けるマシンを撮る感じです。
どうしてもフェンス越しになるため若干フェンスが映り込みます。
距離が近いのもありちょっと目立つ。(RAW現像時に目立たなくはできる)
脚立を持参すれば違う構図で撮れるかも・・・
1コーナーの土手を上がると流し撮りにちょうど良い場所になります。
コカ・コーラコーナー
- 観戦のしやすさ・・・☆☆☆
- 撮影のしやすさ・・・☆☆☆☆
- 必要なレンズ・・・400mm~
高速コーナーであるコカ・コーラコーナー。
高速コーナーなので迫力あるコーナリングが見れます。
ここは観戦というよりも撮影スポットでしょうか。
富士スピードウェイの中でも上位を争うくらいカメラマンが多いです。
難点はレンズの焦点距離が大きいものが必要なこと。
上の写真で換算640mm+トリミングです。
若干ずれて脱出のところを狙うと大体500mmぐらい。
いずれにしてもレンズを選ぶスポットになります。
撮影パターンは土手の上からフェンスの上を狙う方法とフェンスをぼかして撮る方法があります。
このコーナーに限らす富士スピードウェイはフェンスが2重になってる所が多く、フェンスの処理が難しいです。
この写真はフェンスをぼかしていますが、微妙に影が・・・
トヨペット100Rコーナー
- 観戦のしやすさ・・・☆☆☆☆
- 撮影のしやすさ・・・☆
- 必要なレンズ・・・200mm~
ほぼ平面の芝生が広がっているのでシートを広げての観戦はとてもしやすいです。
コースまでの距離も近く迫力度は高いです。
ただ撮影にはフェンスが2重になっているのでかなり厳しく、距離が近いためなかなか難しめ。
明るいレンズならいけるのか?
アドバンコーナー
- 観戦のしやすさ・・・☆☆☆☆
- 撮影のしやすさ・・・☆☆☆☆
- 必要なレンズ・・・400mm~
グランドスタンドからは地下通路でつながっているため距離が近く、アクセスしやすいコーナーです。
芝生面積も広く場所も取りやすい。
パドックパスを持っていればパドックから一番近いコーナーにもなります。
比較的低速のコーナーのためマシンは撮りやすいです。
上側から撮影するか、少し下に降りてフェンスの切れ目から撮ったり、撮影窓越しに狙ったりとバリエーションはあります。
300R
- 観戦のしやすさ・・・☆☆☆☆
- 撮影のしやすさ・・・☆☆☆
- 必要なレンズ・・・200mm~
写真は若干アドバンコーナー寄りですが・・・
緩いコーナーを見渡す形で土手が広がっているので、観戦はしやすいです。
テントを広げている方も多いですね。
撮影はこの前後のアドバンコーナー・ダンロップコーナーへの車両を撮影する感じがやりやすいです。
ダンロップコーナー
- 観戦のしやすさ・・・☆☆
- 撮影のしやすさ・・・☆☆☆☆
- 必要なレンズ・・・200mm~(イン側)、500mm~(アウト側)
メインスタンドからは最果ての地。
かなり歩くことになりますが、駐車場からは近いのはメリットなので割り切って観戦もありかも。
オーバーテイクポイントでもあるので迫力はあります。
イン側、アウト側から見れますがイン側はフェンスが二重なのと、アウト側は焦点距離がかなり必要になります。
イン側は富士スピードウェイでも人が多い撮影ポイントの一つ。
イン側の進入時はカテゴリによっては赤くなるブレーキローターを撮れますが、下側にフェンスが映るので妥協するか、脚立などを持って高いところから撮る必要があります。
コーナリング中は撮影窓を使ったりと一つのコーナーで色々なバリエーションがあるコーナーです。
自分はどうしても上手く撮れませんが富士山バックに撮ることも可能。
13コーナー
- 観戦のしやすさ・・・☆☆
- 撮影のしやすさ・・・☆☆☆
- 必要なレンズ・・・400mm~
わりかし穴場?なコーナー。
コース外側からしか行けないので必然的に遠いのが難点。
上手くやるとダンロップコーナーから立ち上がってくる車を背景に入れられるので他とは違った構図になります。
ただやっぱりフェンスが曲者。
GRスープラコーナー
- 観戦のしやすさ・・・☆☆☆
- 撮影のしやすさ・・・☆☆☆☆☆
- 必要なレンズ・・・200mm~
メインスタンドから若干距離はあるものの観戦エリアが広く見やすいコーナー。
場所次第では13コーナー~GRスープラコーナー~パナソニックコーナーと3つのコーナーが見渡せます。
また個人的には一番撮影しやすいコーナー。
そこまで速度が高くない+比較的近いのが理由です。
またコーナー進入~脱出~次のパナソニックコーナーへの加速と色々とシチュエーションが撮れるのも特徴。
場所も土手の上からフェンスの切れ目と色々あります。
ただし、他のカメラマンも非常に多いので場所取りも重要だったり。
結構バックショットが有名?なコーナーでもあります。
フェンスの切れ目から撮るとちょうどいい感じに。
パナソニックコーナー
- 観戦のしやすさ・・・☆☆
- 撮影のしやすさ・・・☆☆
- 必要なレンズ・・・400mm~
最終コーナー。
ただ遠いし、フェンスが2重で切れ目から撮ると構図も限定されるしとわざわざここに撮りに行くメリットはないかも・・・
観戦するのも座ってだとほぼ見えません。
まとめ
富士スピードウェイの観戦・ 撮影スポットの紹介でした。
個人的には観戦ならグランドスタンドor300R、撮影ならコカ・コーラコーナーorGRスープラコーナーがオススメになります。
ぜひこれを参考に観戦、撮影してみてください。