あなたのスタッドレスタイヤは大丈夫?スタッドレスの寿命について解説!
こんにちは。
最近都内でも積雪の予報が出てきてます。
この時話題になるのがスタッドレスタイヤの装備。
スタッドレスを履いているから安心だ!
って思っていませんか?
でもあなたのスタッドレスタイヤはスタッドレスとして仕事をする状態になっていますか?
今回はスタッドレスの寿命についてお話します。
スタッドレスの寿命とは?
スタッドレスの寿命を決める大きな2つの要素として溝と使用年数 があります。
これはノーマルタイヤでも一緒ですが、スタッドレスの場合は少し意味が変わってきますので解説します。
スタッドレスの溝について
ノーマルタイヤも含めて全てのタイヤにはスリップサインという摩耗限度を知らせる溝の盛り上がりがあります。
画像引用 タイヤの点検|タイヤの知識|日本グッドイヤー 公式サイト
スタッドレスの場合これとは別にプラットホームという冬用タイヤとしての摩耗限度を知らせる盛り上がりがあります。
画像引用 タイヤの点検|タイヤの知識|日本グッドイヤー 公式サイト
新品の溝から50%減ったところに設置されており、このプラットホームに到達すると冬用タイヤとしては使用できなくなります。
このプラットホームは全部で4か所設けられており、タイヤ外周部にある↑マークの延長線上の溝にありますのでご確認ください。
画像引用 タイヤの点検|タイヤの知識|日本グッドイヤー 公式サイト
スタッドレスの使用年数について
もう一つ寿命を判断する材料として使用年数があります。
一般的にはスタッドレスの寿命年数は3年前後と言われてます。
なぜ年数があるかというと、スタッドレスはそのゴムの柔らかさで雪上や氷上のグリップを得るのですが、年数経過によりゴムが硬化しグリップが低下するためです。
まれに製造から10年近くのスタッドレスを履いている車を見ますがスタッドレスの寿命としては確実に終了しているでしょう。
自分のスタッドレスが何年つかったかわからないよ?って方に製造年数を調べる方法があります。
タイヤ外周部に枠に囲まれた4桁の数字があります。
この数字の前2文字が製造週、後ろ2文字が製造年数(西暦下2桁)となっています。
この画像であれば、2013年34週目の製造です。
ただ、製造年数=使用年数ではありません。
未使用の状態で適切に保管されたタイヤであれば2~3年はほぼ劣化しません。
一度走行し、熱が入ることで劣化が進んでいきます。
使用年数とは取り付けて走行してからの年数とお考え下さい。
この点から中古でスタッドレスタイヤを買う場合要注意です。
一見溝があり使えるようでも3、4年経過していると実際の寿命としては終わっている場合がほとんどです。
どうやったら長持ちするのか?
まず溝を長持ちさせることについてですが、スタッドレスのゴムは雪上での走行を優先した柔らかいゴムのため、乾燥路では消耗が早くなります。
装着は雪が降る間に限定し、溝の消耗を極力減らしましょう。
またゴムの柔らかさを保つ保管方法ですが、ベストは直射日光が当たらず、涼しい場所がよいです。
物置とかに収納できれば良いですが、できない場合タイヤカバーなどを使い直射日光だけは避けるようにしてください。
スタッドレスは夏タイヤとして使えるのか?
スタッドレスとしての溝が終わったタイヤを夏タイヤとして履いて履きつぶす!
という方を見受けます。
ただこれはやめてください!
法律上問題ありませんが、スタッドレスは雪道走行前提ですのでノーマルタイヤと比べるとグリップ力、排水性、高速性能、寿命全てが劣ります。
特に雨の日の制動距離が伸びるというデータもあります。
もったいないですが溝が減ったスタッドレスタイヤは夏には使わないようにしましょう。
まとめ
スタッドレスタイヤの寿命について解説させて頂きました。
現状スタッドレスを持っている方、一度確認してみてはいかがでしょうか?
ただ一番重要なことは何より安全運転です!
実際雪道を走行する際は普通の道より車間距離をとり、スタッドレスを過信しないようにしましょう。